第21回自治体にはたらく婦人の全国交流集会in大津 /2000.9.2〜3
21世紀の主役は私 た ち たくさんの感動、元気、笑い…涙

 九月二日、日照り続きだった琵琶湖に雷火が光り、はげしい夕立とともに秋の風がふきはじめました。大津で開かれた「第21回自治体にはたらく婦人の全国交流集会」に、忙しい休日にもかかわらず参加していただいたみなさん、要員や手話コーラスとして力をお貸しくださったみなさん、ほんとうにありがとうございました。
 「はじめて琵琶湖を見ました」「野田淳子さんの歌声に涙がとまりませんでした」「歓迎の心が伝わってくる手話コーラスでした」「坂本さんの講演を聞いて食文化を伝えていくことの大事さがわかりました」「3つの女湯をゆっくりまわりました」「各県の出し物に圧倒されたり、お腹がいたくなるほど笑ったり」「滋賀らしさが伝わる分科会で、明日からの元気をもらいました」「前からほしかった信楽焼の狸を買いました」「来年の集会が今から楽しみ」などなど。
 これは、「第21回自治体にはたらく婦人の全国交流集会」に参加していただいた約八〇〇人のみなさんから寄せられた感想の一部です。この集会で発揮した、滋賀の女性の知恵と力と仲間の輪が、これからの女性部活動の前進につながっていけば素晴らしいなと思います。(吉田・滋賀県職)
 野田淳子さんのミニコンサート。滋賀の仲間が野田さんの歌声と共に「歩きつづけて」を手話コーラスして、全国の仲間を歓迎しました。
 全国の仲間を温かく迎えようと要員として頑張ったみなさん。多くの男性の協力もありました。「参加できないけど」と言って、しじみ貝を使った記念品づくりを手伝ってくれたみなさん。ありがとうございました。
 2日目は、分科会と講座、見学分科会など11会場に分かれての集会。講師、助言者の話に耳を傾け、仕事・子育て・組合活動…の経験や悩みを語り合いました。夜の大交流集会。舞台には全国の参加者が次々と登場、風刺のきいた出し物などに笑いと盛んな拍手が響きました。
 「21世紀の主役は私たち−職場・地域から世界へ、平和・平等のねがいをつなげようー」をテーマに、第21回自治体にはたらく婦人の全国交流集会(主催=同実行委員会、自治労連婦人部)が九月二日・三日、滋賀県大津市で開催されました。本集会には、滋賀県からの三一二人をはじめ、二七地方・自治労連組織内外から八〇〇人を超える参加がありました。
 一日目の全体会は、川口大津市総務部長などのごあいさつ、基調報告、坂本廣子さん(料理研究家)の記念講演「食べることは生きることー家庭の食卓から見えるもの」、野田淳子さんのミニコンサート「すべての人の心に花を」。そして滋賀県職、岩手県軽米町職からのたたかいの報告などがあり、二日目は分科会と講座がもたれました。来年は福島県で開催されます。

◎2000年度自治体労組共闘会議バレーボール大会/安土町職が優勝

 バレーボール大会は、安土町職・日野町職労・草津市労連の参加で、九月五日に大津市瀬田運動体育館で開催されました。
 安土町職は二七日からの全国大会(松山市)に出場し静岡市労連などと対戦。惜しくもトーナメント進出はなりませんでした。

◎地権者集落へ、あの手この手の不当な圧力 「びわこ空港」は県民的問題

 「びわこ空港はいらない!県民の会」(岡本巌会長)は九月二十二日、蒲生町で「地元を激励する交流集会」を開きました。ムダな公共事業として、批判の高い「びわこ空港」問題が、環境影響評価調査(アセスメント)をめぐり、重大な局面が続く中での集会で、地権者集落の蒲生町綺田、日野町野出地区や空港ができれば離発着の際の直下となる日野町上野田地区の人たち約六○人が参加しました。
 八月末に町長にアセスメントの判断を一任した野出地区の住民は、「一任にあたって取引は一切ない。私たちは今でも反対。一任の意味は、それでも町長は建設を進めるのか。そのことを町長に問うもの」と発言しました。綺田地区の住民からは「八月末の野出地区一任の決定は、唯一残った綺田に対して行政や推進団体が、宣伝カーや周辺集落区長名による各戸への手紙、たび重なる戸別訪問などで人権無視とも言える圧力となっている」。「行政は、野出の決定を逆手に取っている。県は失政のツケを綺田や野出に押し付けるのはおかしい。空港問題は、全県民の問題であり、県民の力で建設断念に追いこんでほしい」と訴えました。
 閉会あいさつで、「県民の会」の副会長を務める滋賀自治労連の辻義則委員長が「地元の思いを改めて聞くことが出来てよかった。今後は県全体を巻き込んだ形で支援を強めよう」とまとめました。「びわこ空港」問題は、いま、自民党の一部から、建設地変更を求める声も出ています。いっそう、採算性無視、自然破壊など許さない県民的運動が求められています。

みんなの声

◎当センターの利用者が九月九日(土)に五○万人を突破いたしました。五○万人目の利用者となったのは草津市の男性(21歳)で岩根所長から花束と記念品が贈られました。(西河健・滋賀県職)
◎南アルプス北岳に登りました。富士山の横から雲海の彼方に日が昇り、大自然の美しさに見とれました。(谷内資康・滋賀県職)
◎朝夕涼しくなって寝不足も解消、元気になりました。(上田文子・日野町職労)
◎国勢調査がはじまる。担当の僕は大忙し.(森富久・豊郷町職労)
◎ボーナスカットになったら非常に痛い。(小林政仁・栗東町職)
◎今年の暑さにはまいりました。でも、あと少ししかないので大いに頑張ります。
(梅田 子・大津市労連)
◎台風一四号のもたらす雨は琵琶湖には恵みの雨でしたが、名古屋の方々にとっては、浸水・損壊の大打撃。一日も早い復旧をお祈りします。
(西村佐知子・日野町職労)
◎最近、風が流行している。ビタミンCでふっとばそう。(清水ちあき・豊郷町職労)

交流広場

平和への取り組み 21世紀には絶対戦争を起こさない! 日野町青年部長 芝 雅宏

 私たち日野町職員労働組合青年部では、21世紀に再び戦争が起きることのないようにという願いから、平和に関する次のような取り組みを行いました。
 七月二五日に第一回目の取り組みとして、青年部役員が自分たちなりに資料などで学習したものを、青年層の仲間たちに報告する学習会を開催。
 なぜ核兵器が使われるようになったのか、その威力や被害の他に、実際に核兵器開発にかかわった人たちのことなどを学習しました。
 その後、全組合員に呼びかけて千羽鶴を作成。みんなで協力して平和への願いを千羽鶴に託しました。
 そして九月六日〜七日には、青年部役員五名だけではありますが、みんなの願いがこもった千羽鶴を手に、広島の地を訪れて平和学習をしてきました。
 ここでは、実際に被爆体験をされた方からお話しを聞くことができたのですが、自分たちが資料で学習した時とは違い、頭で学習だけでなく心に響くような学習ができたように思います。
 今、戦争体験者、被爆体験者の方たちは高齢化しています。
 平和が続いて体験者の話を直接聞けなくなることは、すばらしいことではありますが、私たちが心で学習したことは次の世代の人たちにも伝えていかなければなりません。
 今回、私たちは「平和は身近なところから・心と心のふれあいから」ということを学んできました。
 九月二七日には、第三回目の取り組みで広島の報告会を兼ねた学習会を開催し、三四名が参加しました。
 今後も、「平和は身近なところから」を実践したいと思っています。