しがの仲間 256号

守ろう!いのち・暮らし・平和
許すな!戦争する国づくり
なくせ貧困と格差
第87回滋賀県民メーデー


 第87回滋賀県民メーデーが5月1日、県内各地で開催されました。
 滋賀自治労連も参加する県民メーデー実行委員会は、くらしと平和を守り、憲法が生きる安全・安心な社会の実現をめざして、第87回滋賀県民メーデーを県内9カ所で開催。膳所公園で開催された大津会場には約500人が参加し、多数の来賓の参加と、県知事や大津市長からもお祝いのメッセージが寄せられました。
 来賓あいさつでは、野党共闘の実現を受けて共産党、社民党の両代表が登壇し、民進党からは連帯のメッセージが寄せられました。
 また、『市民の会しが』の代表も登壇し、「わたしたちは琵琶湖になろう。琵琶湖に注ぐ河川の流れや水源はバラバラだが、瀬田川で一本にまとまって流れていく。戦争法の廃案と民主主義・立憲主義を取り戻すために力を一つにしよう。共に頑張る」と訴えて、会場は共感の拍手と喝采に包まれました。

住民の命と暮らし守る2000万署名

 昨年2015年9月、国民多数の反対を押し切り、安保法制(戦争法)が強行成立させられました。政府は、自衛隊がアメリカなどと一緒に中東などで戦争できるようにすることが「平和」をつくるのだとしています。
 しかし武力で平和がつくれるのでしょうか?住民の命や暮らしが守れるのでしょうか?戦争法の下で自治体労働者は「公用令書」を発行して、住民の土地・家屋の使用、医療・土木技術者の徴用などをおこなうことになります。
 「アベ政治許さない」「戦争反対、平和憲法守れ」と全国各地で多くの市民・若者が立ち上がっています。滋賀自治労連も「戦争させない、九条壊すな」と学習会や署名運動を拡げます。

夏季闘争勝利へ
要求交渉スタート
大津市労連が総務部長交渉


 大津市労連では、3月に提出した春闘要求書に基づき、4月に2回の総務部長交渉を行いました。交渉では職員の生活改善につながる賃金引き上げや熊本地震への積極的な支援を行い、それを支えていくことができる職員増による抜本的な体制の強化等を求めました。
 また、嘱託・臨時職員の待遇改善は2年連続で全体の賃金水準の改善を勝ち取りましたが、専門職では人員確保出来ない実態もあり、均等待遇にむけて引き続いて改善を行う必要があることを訴えました。
 6月には、一時金や夏季休暇、職場環境改善などにも重点をおいた夏期交渉を実施する予定です。市民病院の独法化問題などの市役所全体で民間委託の課題もあり、公務職場を守るための運動を強めていくことが重要になっています。

自治労連共済 保険のプロも絶賛
保険見直しで喜ばれる共済


 滋賀自治労連は4月23日、共済学校(学習・交流集会)を守山コミュニティーホールで開催しました。
 春のセット共済拡大推進の取り組みに向けて、自治労連共済本部から山田延弘書記、またファイナンシャルプランナーの松山陽子氏に来ていただき、各単組の役員を中心に組合員への共済加入の呼びかけと対話のための学習をおこないました。
 講演では、民間保険会社でよく言われる「がんになったら医療費何百万円も必要」などのセールストークの誇張を正しく見抜き、必要最低限の保障を選択するための知識と、それをふまえた上で自治労連の共済が非常に優れた制度であることについて学びました。
 年齢を問わず一律の掛金と民間の2倍の還元率の自治労連セット共済。組合員のくらしをまるごと守る、大きな安心としての自治労連共済の加入の輪を広げていくことを確認しました。

滋賀でも野党共闘実現
滋賀選挙区は林久美子さん


 7月に予定されている参議院選挙に向け4月24日、安保法制の廃止と集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回、安倍政権の打倒を目指す野党共闘が滋賀選挙区でも実現し、林久美子さん(民進党現職)が統一候補に決定されました。
 県内でも拡がった「野党は共闘を」の声に、日本共産党、社民党の選挙区予定候補者は比例代表の候補で奮闘するとしています。

---------------2面---------------
核兵器のない世界を
16原水爆禁止国民平和大行進


 原水爆禁止国民平和大行進は、「ノーモア・ヒロシマ!ノーモア・ナガサキ!」「核兵器のない世界を」と核兵器廃絶を訴えて、文字通り日本全国を歩く行進です。
 1958年以来すでに半世紀以上も続けられ、毎年10万人が参加する国民的運動となっています。核兵器廃絶を願う人なら誰でも自由に参加できます。 2016年は全国11コースが組まれており、5月6日に東京の夢の島を出発したコースが6月16日に岐阜県関ヶ原町に到着し、滋賀県への引継式を行います。
 その後、6日間で県内を南下し、途中の各自治体に核兵器の廃絶と平和行政の推進を要請していきます。6月21日に県庁と大津市役所を出発し、正午に山科で京都に引継を行います。
 滋賀自治労連は毎年、この行進に積極的に参加しており、今年も書記部会の書記さんや県本部役員・単組役員を先頭に、核兵器の廃絶をめざして奮闘します。ぜひみなさんも、お気軽にご参加ください。(詳細は組合県本部までお問合せください。)

日野町職労新採歓迎パーティ
 ニュースポーツ ポンポコバレーも


 日野町は16名の新規採用職員を迎え、その全員が職員労働組合に加入していただきました。
 新たな仲間を迎え、さらにパワーアップした私たち日野町職員労働組合は、学習会など様々な活動を積極的に取組んでいきます。
 4月に毎年恒例となっている新組合員歓迎会を行い、新たに加わった仲間たちと交流を行いました。
 今年の歓迎会では、ポンポコバレーというニュースポーツで大いに盛り上がり、その後、歓迎パーティーを開催し、新組合員の方の他者紹介など和やかで楽しいひとときとなりました。
日野町職員労働組合は引き続き滋賀の仲間とともに闘っていきますので、よろしくお願いします。

みんなの声

◎今年の桜は雨であっという間に散ってしまいました。でもこの季節は花を見る余裕なんてないですね。ゆっくり花を愛でたいものです。
   西本新 (滋賀県職)
◎4月になり新年度のスタートです。今年度も実りの多い1年になればと思います。
   森田照美(大津市労連)
◎新年度になり、街中や庁内を歩いているとフレッシュな新人を見かけます。若々しくて元気をもらっています。
   新開一広(大津市労連)
◎今年度から給食調理員として働くことになりました。美味しい給食と子供たちの笑顔を一生懸命つくっていきたいと思います。
   竹村裕美(日野町職労)