しがの仲間 231号

憲法をいかし、住民生活守る春闘を!!
公・民すべての労働者の賃上げで景気回復を


 滋賀自治労連は2月17日、2013年秋季年末確定闘争などのたたかいを総括し、2014国民春闘などの運動方針を確立するため、第50回臨時大会を栗東市ウイングプラザで開催しました。大会には、代議員、傍聴、来賓など含め全体で約50人が参加・交流しました。
 開会後、議長団・大会役員を選出し、来賓あいさつでは自治労連本部の橋口副委員長、自治労連近畿ブロックの大原議長、滋賀県労連の瀧上議長などから春闘情勢などを見据えた激励の言葉が贈られました。また、近畿2府3県の各地方組織からも連帯のメッセージが贈られました。
 その後一且議事を中断し、自治労連本部の橋口副委員長を講師に、「自治労連運動に確信を持ち、2014春闘で要求の前進を」と題して情勢学習を行いました。橋口氏は今春闘をたたかう構えとして、公民すべての労働者の賃上げによる景気回復、大企業の内部留保の活用、消費税の増税や社会保障の改悪を許さないたたかい、共同を広げて地域から全国行動への総結集などの重要性を訴え、「今春闘は憲法をいかし、住民生活を守る特別な任務を帯びている。ぜひ、すべての自治体への憲法キャラバンの実施と、こんな地域と日本をつくりたいの提言運動を大きな柱に据えて運動を進めよう」と激励しました。
 議事を再開した午後の部では、6単組2部会9人から積極的な質疑や発言が行われ、第1号議案(経過報告)、第2号議案(春闘方針案)、予算中間報告、春闘宣言案はいずれも賛成多数で可決・採択されました。

近江八幡市職が定期大会

 自治労連近江八幡市職員組合は2月26日、近江八幡市文化会館で第64回定期大会を開催。「住民の繁栄なくして自治体労働者の幸福はない」をベースに市民各層との連帯を図り、「声」を上げていく運動方針を確認しました。

大津市労連が定期大会

 大津市労連は3月1日に定期大会を開催し、120名の参加で成功しました。
 大会は、1年間の国に準じた賃下げ反対の取り組みや年末闘争での市外在住者への住宅手当の廃止を撤廃させた運動成果などを確認しました。討論では、諸要求実現のためにも組織拡大を頑張っていこう!と、春闘の取り組み、執行部提案の方針が承認されました。

日野町職員労働組合第61回定期大会

 日野町職員労働組合は2月20日、第61回定期大会を日野町林業センターにおいて開催しました。
 定期大会には、組合員165人中121人が参加し、すべての議案が賛成多数で可決しました。2013闘争の成果として、災害発生時の職員体制の確立、女性が仕事と家庭を両立し、働き続ける職場環境づくり、用務員職場の重要性などを訴え、一定の成果を勝ち取れたことなどを確認しました。

栗東市職が第57回定期総会

 栗東市職員組合は2月20日(木)、第57回定期総会を開催。多数の組合員が参加の中、7・8%賃金削減の闘いなどの経過報告および会計報告を採決後、基本給独自削減の早期撤廃等に向けた新年度方針の確認を行いました。

署名運動を推進へ
給与制度の総合的見直し反対


 人事院は、地方公務員給与の引き下げ、高齢層の賃金抑制、技能・労務職員の給与水準見直し、勤務実績に応じた賃金の見直しなどを内容とする「給与制度の総合的見直し」を検討し、この「見直し」を通して、国家公務員全体の賃金水準の引き下げを狙っています。
 これは、政府が労働者の賃上げを主張していることにも逆行し、勤務実績に応じた賃金の見直しは能力・業績主義の強化につながり、公正・公平であるべき公務労働を歪め、公務・公共サービスの低下を招きます。また、このような給与制度の改悪は、自治体職員などの賃金に連動し、民間労働者の賃金や地域経済にもマイナスの影響を与えます。
 滋賀自治労連も参加する全労連公務部会・公務労組連絡会は、すべての労働者の賃金改善を求める立場で、賃下げにつながる「給与制度の総合的見直し」に反対し、公務労働者の賃金の改善を人事院に要求することにしました。現在、公務労組連絡会・自治労連本部は、3月下旬の人事院との交渉を調整中であり、本署名の集約・提出を考えています。
 こうしたことから、滋賀自治労連は、組合員はもとより、組合未加入者、職場の管理職などすべての職員と、家族・親戚、関連職場・団体なども対象に、本署名の集約に取り組みます。ぜひみなさんの思いを、3月17日(月)までに滋賀自治労連へ集中ください。

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おきプロNEXT プレ企画in草津
沖縄の現実から平和を学ぶ!!


 「おきプロNEXT滋賀実行委員会」は南草津・居酒屋「美ら」で2月15日、6月に開催予定の「おきプロNEXT」のプレ企画として「琉球舞踊体験&夕食交流会」を行いました。
県内の各単組などから51人の青年と沖縄県人会から7人の方が参加し、お店は超満員でした。沖縄県人会の方たちによるエイサー演舞があり、また沖縄の文化と現状についての講演もあり、夕食交流会では、おいしい沖縄料理とお酒を楽しみながら沖縄クイズで盛り上がりました。
 最後はみんなで賑やかにカチャーシー!と、本当に盛りだくさんの内容でした。参加者たちは、「とても楽しかった、また沖縄にもいきます!」という嬉しい感想もありました。 終了後、沖縄県人会の方から「これからも組合で、沖縄のことを学んでほしい」との要望もいただき、単なる交流会だけではない、学習面でも今後につながるきっかけとなる取り組みになりました。

保育要請国会行動
保育の公的保障の拡充を!
子どもたちによりよい保育を


 2015年4月1日から施行される「子ども・子育て支援新制度」が、すべての子どもの権利が保障される保育制度・子育て支援策の実現につながるよう、2月22〜23日には大阪で「保育労働者全国交流集会」が、2月27日(木)には東京で「すべての子どもの権利が保障される保育制度・子育て支援策の実現を求める請願署名提出集会、及び政府・国会要請行動」が開催され、この制度の協議が今後は各自治体にステージが変わることなどについて、多くの保育関係者が学習と交流を深めました。また、国会請願署名の提出行動では、全国各地の保育関係者や保護者の「公的保育を守り、子どもたちによりよい保育を」という思いがこもった約200万筆の署名が集まり、国が推し進めようとする保育・学童保育の改悪に反対する運動の高まりが増しています。

みんなの声

◎ソチオリンピックでは、ジャンプ陣、特に中年の星、レジェンド葛西紀明選手、ジャンプ陣のアイドル、高梨沙羅選手に期待しています。
 (滋賀県職 東浦 光紀)
◎都心でも大雪となり、鉄道や空の便、高速道路に影響が出ても仕方がないと思います。しかし、一般道路の渋滞の原因は雪対策をしていた車が大半でした。ノーマルタイヤで雪道をスリップしながら走るドライバーの姿を見て呆れました。
 (滋賀県職 内田 斉一)
◎今年で滋賀県立大学は19年目に入ったそうですが、設備を維持するのも大変で、修繕予算も昨年の1・5倍にもなって、まだまだ毎日故障の連続です。助けてぇ〜!何とかしてぇ〜!
  (滋賀県職 古川 勇)
◎安倍首相の不穏の考えに怒りと大きな不安を感じています。また若い人達が戦争を美化している感があることも不安です。
 (滋賀県職 冨永 富子)
◎先日、木津川マラソンに挑戦しましたが、目標の4時間切りならず、3分オーバーしました。次は香住ジオパークマラソンでリベンジすべくがんばりますー・(日野町職労 山中 和美)
◎保育所は、生活発表会にむけて練習に熱が入っています。本番に強い園児たち。ガンバレ!
 (要東市職 田中 芳佳)
◎全校一斉学力テストのしがの小学校の平均点が「悪い」といって、県教委があまりにもむちゃくちゃなテスト対策を職場に押し付けてきています。校長以下みんな反対なんですが、どうにもならないというあきらめ感、むなしさが漂っています。
(全教大津教職員組合  桂田 良高)
◎早く暖かくなってほしい反面、花粉に悩まされるのが嫌です。
 (滋賀県職 T)