しがの仲間 186号

いよいよ10春闘 デフレからの脱却を
滋賀自治労連第42回臨時大会

 滋賀自治労連は2月12日、第42回臨時大会をピアザ淡海で開催しました。
 冒頭、松本委員長は今春闘の二つの大きな目標を提起しました。一つは、高島市や東近江市などで計画されている非正規職員の大量雇止めとのたたかいと、雇用を守り、賃金を引き上げ、国民の懐を温めてデフレの悪循環からの脱却を目指すたたかいを強調しました。
 また北川副委員長は、「私は普段は滅多に怒らないが、先日、テレビで春闘の労使交渉を見ていて激怒した。企業側は不景気を理由に、会社が大変だから分かってくれという言葉を繰り返すばかりだったが、そんなに大変なら自分たちが最低賃金の700円になればいい。何でそれを労働者だけに押し付けるのか。声を上げなければ、何でも財界など一部の思い通りに通されてしまう。合法的な賃下げや首切りがまかり通ってしまう。だからこそ春闘で声を上げることが大切だ」と、春闘の意義を述べました。
 学習会では滋賀労働相談センターの代表理事・辻義則さんより、相談を通じて見える貧困と格差社会の実態を話してもらいました。講演で44歳の係長のケースが紹介されましたが、度重なる退職強要(名目は希望退職)に心身ともに滅入っている彼に、「今日の会社の呼び出しに応じる必要はありません。これ以上呼び出しを繰り返すなら、人権侵害で訴えます。退職強要ですと、相手にきっぱり通告して下さい。恐らくこれだけでは済まないでしょうから、一度事務所に来て下さい。たたかい方を考えましょう。力を貸します」と辻さんが励ましたとき、電話の向こうの彼は涙声になっていたそうです。
 辻さんはこの事例紹介の後、「昨年は圧倒的に派遣切り、今年はいよいよ正社員切りが増えて来た感がある」こと、「成果主義導入以降、職場でのイジメの相談も増えて来ている」などが、労働環境をとりまく大きな特徴であると指摘。加えて「大学に行けないのは貧乏な家に生まれたおまえが悪い」かのような自己責任論が支配する今の社会の歪みと、「アメリカの窓でしか社会が見えていない日本の報道のあり方や、ヨーロッパのテレビや新聞を殆ど見ていない状況」を指摘しました。そして最後に、「貧困と格差をなくす10春闘の中で、自治労連としては、公務職場で横行する非正規職員の雇止めを許さない運動を滋賀県全体で創っていって欲しい」と、激励しました。
 討論では7名の参加者から発言があり、合併問題等、滋賀独自の目標を春闘課題に盛り込んで行って欲しいという意見がだされました。
 最後に、山本副委員長が「大企業の内部留保を国民にまわす国民春闘をたたかおう」という言葉で臨時大会を締めくくりました。

臨時嘱託の解雇やめよ 高島、東近江市で闘い

 高島市が長年働いてきた臨時職員164名全員を3月末に解雇する問題で、滋賀自治労連と自治体一般高島市臨時嘱託職員支部は2月18日、高島市役所内で総務部長交渉を行いました。
 市は臨時職員をを解雇した後、4月からは別の人を新たに臨時職員として採用。一部を人材派遣会社に委託する形で、実質、同程度の人員を雇う計画で、すでにハローワークでの募集も行われています。
 交渉では、本来なら正職員化すべきものをせずに怠り、市として脱法行為をおこなうものと指摘。このようなもとでの解雇は、合理性にも欠ける不当なものとして解雇通知の撤回を強く求め増した。組合は、臨時職員の解雇は脱法行為だとして、解雇の撤回などを求め、ビラによる市民への宣伝なども行っています。
 東近江市では、隣保館や給食センターで長年働いてきた臨時・嘱託職員に対して「職制の改廃」を理由とする3月末での解雇が通告されています。
 対象となった臨時・嘱託職員は「働きつづけたい」「仕事への誇りを失いたくない」との思いから、2月15日に東近江ユニオン内の臨時・嘱託職員支部を結成し、翌16日には、市に対して結成通知と団体交渉の申し入れを行いました。

NPT再検討会議へ代表団壮行会開く
 NPT(核不拡散条約)再検討会議が5月にニューヨークで開かれます。核兵器廃絶の運動を交流する県代表団壮行会が2月14日、大津市内で開かれました。再検討会議に滋賀自治労連は3人の代表を送ります。

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国民要求実現2・12 中央総行動に7000人 総務省前で滋賀から訴え

 「なくせ貧困、仕事よこせ、守ろう雇用と暮らし、2・12中央総行動」が2月12日、東京・霞が関で行われ、日比谷野外音楽堂での二波にわたる総決起集会などに7000人が集い、滋賀から県職、大津市労連、安土町職、豊郷町職労など10名が参加しました。
 集会で、全労連の大黒作治議長は「大企業は溜め込んだ内部留保を使って社会的責任を果たすべきだ。賃金と雇用の改善を思い切って進め、内需を増やし、景気の回復しなければならない。政府は国民生活の改善に責任を果たせ。共同のたかいを広げよう」と主催者あいさつしました。続いて建設労働者、女性部、派遣労働者、中小業者などが次々と熱い思いを訴えました。
 総務省前での要求行動では、宣伝カーから自治労連を代表として、滋賀から地域の実態を訴えました。滋賀自治労連の大道さんは「構造改革路線が進められ、地域は疲弊している。滋賀でも派遣労働が広がり、6000人が派遣切りされた。支援活動をしているが、派遣労働法の抜本改正が必要だ。自治体職場でも臨時・嘱託職員が3割を占める高島市で、市は臨時職員を3月末で解雇し、派遣業者に一部が委託されようとしている。」と格差と貧困を生み出している実態と「構造改革路線の転換なくして、日本の未来はない」ことを訴えました。
 その後、国会請願デモを行い、デモ終了後は全国会議員にむけて労働者派遣法の抜本改正と最低賃金1000円の実現を求める要請行動などがくり広げられました。

パナソニックの偽装請負で申告 青年ユニオン組合員

 滋賀自治体一般に結集する青年ユニオンの組合員二人は、パナソニック草津工場において請負会社社員として働いてきました。しかし二人の業務実態は、パナソニック社員による指示命令が行われ、派遣法や職安法に反する「偽装請負」であることから、その是正とパナソニックへの直接雇用を求めて、2月5日に滋賀労働局へ申告を行いました。

栗東市職が定期大会

栗東市職員組合が2月5日、第52回定期大会を開催。新役員は次の通りです。敬称略。
委員長  高田 正敏
副委員長  野崎 隆男
 佐野 浩三
 川津 裕一
書記長  市田 秀樹
書記次長  濱田 博文
 三浦 通也

みんなの声

◎第二子が誕生しました。忙しい毎日です。
(横本雅幸・栗東社協職組)
◎バレンタインどうしょうかな〜と女の子は考えています。
(加藤芙佐子・豊郷町職労)
◎チューリップの芽が大きく育ってきました。春が楽しみです。
(谷口麻季・大津市労連)
◎私は重度の花粉症です。これからの季節が不安です。
(竹内青一・県職)
◎二人の息子は受験生です。早く桜が咲きますように!
(国松尚子・栗東市職)
◎休みだというのに大学生の娘が、朝早くからアルバイトに車で行きました。こづかいをかせぐためとはいえ大変です。
(山本茂夫・日野町職労)