184号

住民との共同運動を広げよう
個人請願総行動に200人 くらし・福祉・教育守れ

 滋賀自治労連や民主団体などで構成する県民要求実現実行委員会主催の「個人請願総行動」が12月1日、県庁周辺で行われ、要求実現を求めるデモ行進と、請願行動が延べ200人の参加で展開されました。

切実な要求で参加者が次々と請願

 デモと請願行動には、派遣切りをたたかう労働者、押しけ合併に反対する安土町民の会、不況に立ち向かう自営業者、生きる尊厳と要求実現でたたかう高齢者、子どもの幸せと男女共同の社会を求める女性、平和と民主主義を求める人たちが参加しました。
 デモ行進では、初めて参加した派遣切りをたたかう労働者グループが行進の先頭に立ちました。また、「いそぐな合併、守ろう安土、町民の会」のノボリ旗がひときわ目を引きました。
 個人請願は、二会場に分かれて40人がスピーチして県担当者に請願書を手渡しました。「失業者への支援制度拡充を」、「私学助成の拡充を」、「県立施設の統廃合を止め施策の拡充を」、「子どもの医療費を無料に」、「後期高齢者医療制度の早期廃止を」、「重度障害者の医療費無料化を」、「中小企業振興条例の制定を」、「公契約条例制定を」、「公私立高校の授業料の無料化を」、など次々と切実な要求が訴えられました。
 県職の組合員は、会場スピーチのなかで「県民の関心が高まっている県立施設の廃止・売却問題に対して、県の公的役割をしっかり見据え、県民の貴重な施設を守る立場から計画原案の再検討を」と訴えました。
 初めて参加した男性は「派遣切りでたたかってきたが、仕事をしている人も大変な状況であることを知り勉強になりました。励みになります」と感想を述べていました。

「核兵器のない世界を」国際署名の取り組みと
2010年NPT再検討会議に代表団を派遣しよう


 いまオバマ大統領の「核兵器廃絶」演説など、核兵器のない世界にむけた世論が高まっています。
 2010年5月3日より核不拡散条約(NPT)再検討会議がニューヨークの国連本部で開かれます。自治労連は組合員一人5筆、100万署名を目標に取り組み、署名をNPT再検討会議に届けることにしています。
 滋賀自治労連は、署名活動の推進と、5名の代表団をニューヨークに送ることにしています。署名とカンパ活動を進めましょう。

県立施設を守れ シンポで行政の役割考える

 「県立施設の廃止・売却問題」を考えるシンポジウムが11月28日、県庁別館の職員会館を会場に開催されました。シンポジウムは滋賀県職員組合と滋賀自治体問題研究所が主催、県内外から83名が参加しました。
 シンポジウムでは、、「滋賀会館がなくなれば、庶民の文化がなくなる」(滋賀文化振興事業団理事長・岸野さん)、「施設の廃止は、文化の芽を摘む行為」(滋賀県立大学准教授・市川さん)「建物の廃止は文化を育てる人材を無くすことに」(しが県民芸術創造館の存続を願う会・檀原さん)、「福祉には採算を持ち込むべきではない」(老人ホーム福良荘所長・花原さん)など、講師陣から今後の住民運動の展望が語られました。
 財政難を理由に、文化やスポーツが切り捨てられようとしていますが、簡単に数字で割り切れるほど、この問題は単純ではありません。県民に豊かな知性や情報を提供し、スポーツを通じて和の心を広める。それは、県が果たすべき大切な役割の一つなのです。
 滋賀県は、国宝や重要文化財が623件で全国4位を誇りますが、これらの文化財を託した人たちの、「県だから安心」との想いを大切にしなければいけません。他府県に与える影響も含め、今後の住民運動が重要です。

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甲賀社協パート分会が交渉 年度末手当などで前進

 甲賀市社会福祉協議会パートヘルパー分会は、賃金改善、一時金支給、年末年始の特別手当などの要求で12月10日、事務局長交渉を実施しました。
 交渉で@時給の引き上げには今後努力するA一時金は、勤務時間に応じて週10時間以下は4万円、10時間を越えるものは6万円、20時間を越えるものは8万円を年度末に支給するB年末年始の特別手当ては時給に700円を加算するなどの回答がありました。
 今回の回答は介護職員処遇改善交付金を活用したものです。介護保険制度がはじまって10年、介護を支える介護労働者の処遇改善は大きな社会問題になってきました。この事業所も200名のパートヘルパーと50名の正規職員で介護事業を運営しています。

ニューイヤーパーティ

RiseVille都賀山(守山駅前)参加費3000円
’10年1月22日(金)19:00〜21:00(受付18:30〜)
 RiseViIIe都賀山の人気料理(?)が楽しめます。守山駅前なのでアクセス抜群!ビンコやゲームで盛り上がりましょう♪素敵な賞品があたるチャンス! お申し込みは 各単組で取りまとめ しめきり1月12日(火)

みんなの声

◎給料がまた下がってしまった。もうすぐ生活ができなくなってしまいます。もったいないだけでは…。
  まさやともや(県職)
◎インフルエンザにデフレ、政権交代と今年もイロイロでした。来年こそは日本のみならず、世界中にとって良い年でありますように…。
  淵上眞理子(大津市労連)
◎ボーナスの時期が近づいてきましたが、大幅カットとのことで、あとは、年末ジャンボ宝くじに夢を託すのみです。
  白井宏明(大津市労連)
◎11月28日のシンポジウムに参加しました。みんなの声が届くといいと切に思いました。今年もお世話になりました。ありがとうございます。
  金森陽子(県職)
◎冬到来。スキーの上達を願って雪の訪れを待っています。待ち遠しいなぁ。
  橋爪美穂子(大津市労連)
◎いつも話題の映画の内容を見て、行きたい内容のものを選んでいます。今回の映画も今話題になっている社会現象ものなので、上映される映画館に足を運んでみようと思っています。
  増田民子(日野町職労)
◎新型インフルエンザが猛威をふるい、学級閉鎖や学校閉鎖が相次いでいます。冬休みの終わりの日にも授業、始業式の始まりの日にも授業で給食をします。子供たちも勉強が大変です。
  藤居千代(日野町職労)
◎フィギュアスケートを見るのが好きです。キム・ヨナ なんて美しいのでしょう。オリンピックが楽しみです。
  水口静子(大津市労連)
◎先日、子どもたちがサンタさんにお手紙を書いていました。夜にこっそり書かれた内容を見ました。ただ今思案中です…。
  東浦光紀(県職)