生活改善の人勧と最賃引上げを!
物価高騰!生活守れ!

 自治労連などの公務労組連絡会と全労連は、7月17日に夏期闘争の第2次中央行動を取り組み、滋賀自治労連からも7人が参加しました。猛暑のなか、人事院と厚生労働省前の要求行動、日比谷野外音楽堂での決起集会、銀座パレードなどで奮闘しました。
 日比谷野外音楽堂での決起集会では、坂内全労連議長が挨拶に立ち、「格差と貧困が拡大し、地球環境そして人の心までが破壊されている。小林多喜二の『蟹工船』が青年たちの共感を呼ぶなど新たな時代が始まろうとしている。要求と運動が政治を動かす情勢に確信を持ち、生活危機突破、最低生活保障の拡充をめざしともにたたかおう」と呼びかけました。
 中央行動の全体をとおしては、公務労働者をはじめ多くの労働者・国民生活に影響を与える人事院勧告、最低賃金の答申にむけて、職場・地域からさらに運動を前進させる決意を固めあいました。
 世論形勢へ引き続き、現在取り組まれている「賃金改善署名」の積み上げなどの運動を強化しましょう。

時給677円を1000円以上に

 最低賃金の引上げは、賃金改善、時短などを求める、人事院にむけた運動とともに、賃金の底上げにつながることから重要です。滋賀県内に働くすべての労働者に適用される最低賃金は、時給677円が法律をもとに決まっています。
  そして、この677円が民間職場のパートやアルバイト、自治体と関連職場で働く嘱託・臨時職員の時給や日額の根拠となり、正規職員との格差を広げる要因になっています。
 最低賃金を決めるのは、公益、使用者、労働の各代表で構成する滋賀地方最低賃金審議会です。
 滋賀自治労連は、県労連とともに最低賃金引上げなどを求めて7月16日、滋賀労働局に対して要請交渉をおこないました。

8.6 今年も反核平和を訴えてマラソン・ライダー・ウオーキング
フランスからも参加

 今年も、広島に原爆が投下された8月6日、濫費自治労連が参加する「反核平和マラソン・ライダー・ウォーキング」が開催されます。
 この催しは、県労連、濫費自治労連、新日本スポーツ連盟などの実行委員会によるもので、今年で14回目のマラソン、ライダーは12回目、ウォーキングは2回目になります。
 マラソンとライダーは長浜市役所を出発して県庁まで、沿道の自治体へ反核平和の要請をおこないます。
ウォーキングは大津市役所に要請して県庁で合流します。
 今年は、フランス労働者スポーツ・体操連盟(FSGT)代表団選手が滋賀反核平和マラソンに参加をして、国際連帯の場にもなります。
 マラソン・ライダー・ウオーキング参加者と運営ボランティアを募集しています。

自治体一般ユニオンで支部・分会が誕生
団体交渉の申し入れに突然解雇の横暴

 貧困と格差が社会問題となるなか、「労働組合に入って生活と権利を守りたい」、「安心して働くためのセーフティネットがほしい」と、自治体関連の労働者を中心に組織する「自治体一般ユニオン」 への加入が増えています。
 6月から7月にかけては、県が出資する会社で嘱託社員が集り、正規雇用を求めて自治体一般ユニオン近江八幡支部を結成して団体交渉を申入れています。
 同じく日野町では、町の嘱託職員が同ユニオンに加入し「日野町嘱託臨時職員支部」を結成しました。日野町社会福祉協議会事務局職員は既存の同ユニオン日野町支部に加入し、分会設立の予定です。
青年ユニオンが解雇撤回のたたかい
 自治体一般ユニオン・青年ユニオン組合員(Aさん・25歳)が、会社(淡海マリーナ・大津市堅田)に残業代払い、年休取得などを求めて、7月11日に団交申入れをしましたが、14日にFAXで解雇通知してきました。Aさんは、配偶者の出産などで6日間の年休を取得しましたが、会社はこのことを職務怠慢(職場放棄)とし、賃金も6万円減額しています。
 青年ユニオンは、すぐに会社に改めて団交を要求し、労働委員会に交渉あっせんを申請しました。会社が交渉に応じない場合は労基署への告発、労働委員会へ不当労働行為事件としての申立てなどをすることにしています。

保育連絡会が総会

 滋賀自治体労働組合共闘会議の第15回保育連絡会総会が6月18日、草津市内で開催されました

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滋賀県職員組合が第38回定期大会
滋賀県職員労働組合総連合(略称・県職労連)の結成大会を開催

 滋賀県職員組合は7月18日、第38回定期大会を開催しました。大会では、平和と憲法擁護の運動を発展させ、「格差と貧困」を正す闘いを進め、「自治体構造改革」に対噂し県民のいのちと暮らしを守る運動の先頭に立って頑張る決意を込めた運動方針が提起・承認されました。質疑・討論では、「職場での課題に迅速に対応、所属長交渉を行った。
当局の歪んだ姿勢を労働組合が是正させたい。」「福祉・医療の分野で施設の廃止や人員削減などが行われている。これまでの総括が必要。県として今後どうしていくのか考えていないことが問題。」など、それぞれの現場で起こっている課題と実践を通じ、自治体のあり方を問い、労働組合が果たしていく役割を提起する積極的な発言が相次ぎました。
 また、「官から民へ」の構造改革・自治体リストラの流れの中で、県立大学の地方独法化、病院事業庁の発足、指定管理者制度導入など、県の公的責任を縮小させる組織改編が強行されましたが、根拠法令が地公法から、労組法・地公企労法などに変わる団体もあり、労働協約締結やスト権行使も含め、地公法適用組合以上に運動を発展させることができる可能性が生まれてきたことから、これまでの県職の綱領や基本的役割、運動を承継し、構成する各組合の発展強化、賃金労働条件の向上、県政の民主的発展および県民要求実現の運動を、統一して進める運動体として、滋賀県職員労働組合総連合(県職労連)の結成が承認され、新しい歴史的第一歩を踏み出す記念すべき大会となりました。

半世紀の重みを受け止め、これからの市職の活動に活かしていこう!
栗東市職員組合50周年記念事業

 7月13日に栗東市職員組合50周年記念事業を開催しました。市職歴代委員長や組合員と家族、滋賀自治労連傘下各単組代表、青森県五所川原市職労等100名が参加しました。
 各歴代委員長から、委員長時代の思い出や近況、市職に対する期待や叱咤激励が寄せられました。「明日へのあしなみ」DVDの上映では、なつかしさのあまり歓喜の声があがりました。
 第二部の向日市職労「ひまわり娘コンサート」では元気いっぱいの歌声や木原アルミ・山ちゃんのパントマイムとバルーンアートを楽しみ、模擬店では笑顔と歓声の楽しい場となりました。また、最後の地域応援ビンゴゲームでは、市役所周辺商店の買い物券が当たるというとりくみは、家族とともに楽しめる景品となりました。
 栗東市職(町職) は、昭和33年の結成当時から、半世紀にわたり「地方自治を守り、住みよいまちをつくろう」「生活と権利、平和を守ろう」を合言葉に組合活動を進めてきました。
 栗東市は、財政再構築プランや公立保育園の民営化や総人数削減など厳しい局面を迎えています。
 今、組合員が一丸となって、組合活動に取り組み、みんなでがんばろうと決意を新たにする場となりました。

みんなの声

◎先日、あじさいのきれいなもりやま芦刈園に行ってきました。小さなものから、大きなものまで色とりどりで幸せな気分になりました。皆様も機会があれば、是非出かけて気分転換してみてください。
                    津田礼(大津市労連)
◎週末、妻とスーパーへ買い物に行くたびに、何かしら値上がりしている、ような気がします。
                    白井宏明(大津市労連)
◎本校では、ちびっ子すもう大会で優勝しました。今年で3年連続です。
                    藤居千代(日野町職労)
◎我が家のハムスターが他界して約2ヵ月。小さいペットでしたがいやされていたなぁとつくづく思う今日この頃です。
                    笹屋麻美子(県職)
◎自治体労働者スポーツ大会野球の部、今年も優勝させていただきました。近畿も優勝目指してがんばります。
                    太田和宏(要東市職)
◎最近、自転車通勤を始めました。ガソリン代高騰の中、運動不足解消となり一石二鳥です。
                    松田裕二(大津市労連)
◎子供たちと潮干狩りに行ってきました。今回、塩を持参して、マテ貝採りもしました。子どもたちは大喜びでした。
                    東浦光紀(県職)