9条ピースウォーク(広島から世界へ) 滋賀県内を行く!

 〜憲法9条を広島から東京、世界へ〜 世界中の市民が集い憲法9条を世界へ発信する「9条世界会議」(5月4日〜6日幕張、イン関西は6日に大阪・舞洲アリーナ)のプレ・イベントとして、2月24日広島を出発し5月4日東京・幕張まで行進しています。3月25日〜30日まで県内を行進。通し行進者には、外国人も含まれ、県内ではインターネットを見て参加したという青年もいました。

憲法を生かそう全国いっせいキャラバン
9条・25条 地万財政がキーワー


 イラク戦争など、いまだ世界で武力紛争が絶えず尊い人命が犠牲となり、悲痛な涙が絶えません。日本の国はどうあるべきか。昨年4月に「日本を戦争する国」に変える「改憲手続き法」が自民・公明両党によって可決されましたが、「九条の会」など広範な運動の中で、「平和憲法を守れ」の声が広がっています。改憲に積極的な読売新聞の世論調査でも「憲法改正」に反対が賛成を上まわり、9条改正反対は、6割に達しています。
 しかし、一方で「九条の会」を敵視した改憲をめざす新たな議員達盟の結成や、米軍基地の再編強化、自衛隊の海外派兵に道を開く恒久法制定など改憲策動の動きが顕著になっています。
 自治労連が結集する全労連(全国労働組合総連合)は、憲法9条を守る国民過半数署名の達成を目標に、その世論喚起と運動の転機をつくりだそうと、今
年5月を一全国いっせい憲法キャラバン」として成功をめざしています。
 県内では、濫費自治労連や県労連(滋賀県労働組合総連合)、民主団体が組織する「憲法を守る滋賀県共同センター」などが、憲法9条の過半数署名の取り組み、宣伝カーによる県内一周宣伝、市町訪問による憲法9条を中心とする首長懇談の実施要請をすることにしています。また市町訪問の際には、憲法25条の生存権をもとに、後期高齢者医療制度の中止・撤廃、最低保障年金制度の確立、自治体の年収200万円以下の臨時・嘱託職員などワーキングプアの解消、最低賃金の引上げなどを要請します。
 濫費自治労連は、国の「三位一体改革」などによって自治体の財政状況が深刻となっていることから、キャラバン行動に積極的に参加し、地方財政問題での申入れなども行うことにしています。
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入職おめでとう
各組合で歓迎の行事


 今年も、新しい年度のスタートともに新規採用職員のみなさんが、県や市町に就職されました。滋賀自治労連は、みなさんを心から歓迎するとともに、採用された職員のみなさんが、それぞれの分野で活躍されることを期待するとと もに大いに激励したいと思います。
 滋賀県職は、4月4日に「新歓パーティーWithYou」を開催、100人の仲間が参加しました。大津市労連は、23日に「スプリングボウリング大会」、栗東市職、日野、豊郷町職労などでも歓迎行事が計画されています。

自治労連共済が
 あなたをサポート


 「生命保険の勧誘は多いけれど、どの保険を選んでいいかわからない!」とお悩みのあなたに朗報です。
労働組合の助けあいの制度、「自治労連共済」をぜひ活用してください。利潤を追求しない純粋な助けあい制度 として、安い掛け金、高い給付の制度になっています。
 健康でいきいきと働き続けたい。そう願う労働者たちが、病気やケガでたまたま倒れた仲間を健康な仲間たちが少しずつお金を出し合って助けようとしたのが、組合自主共済のはじまりです。やがて、この働く仲間の連帯に支えられ、共済活動から労働組合が誕生しました。自治労連共済が安い掛け金で働くものの立場にたった保障を実現できるのは、営利を追求する必要がなく、組合員同士の助け合いが原点となっているからです。

メーデーは8時間労働制から始まった

 メーデーは、1886年(明治19年)5月1日に、アメリカの労働者と労働組合が8時間労働制を要求してストライキに立ち上がったことが起源である。シカゴ、ニューヨーク、ボストンなど1.5万を越える工場の労働者38万人以上がストライキに入った。10数時間を越える長時間労働に苦しめられていた労働者が「仕事に8時間を、休息に8時間を、おれたちがやりたいことに8時間を!」(「8時間労働の歌」)を歌い、8時間労働靴や8時間労働帽子などのグッズを身に着けてアピールした。その結果、20万人あまりの労働者が8
時間労働制をかちとった。
 しかし、資本家は8時間労働制が広がることを恐れ、権力をつかって反撃にでた。2日後の5月3日にシカゴの機械労働者4人が警察官に射殺され、翌4日にはヘイマーケット広場で労働者の集会に何者かが爆弾を投げ込む事件まで起きた。これを契機にデッチ上げ事件が次々にねつ造され、労働組合指導部を犯人にしたて絞死刑にした他、多数を投獄するなど大弾圧を加え、巧みに世論を操作し労働組合を孤立させながら、8時間労働制の約束を次々廃棄していった。
 それでもアメリカの労働者は負けなかった。労働組合と労働者は戦線を立て直し、1890年5月1日に再度ストライキで8時間労働制を要求してたたかうことを決めた。ちょうどこの年、フランス革命百周年の記念日に、エンゲルスなどパリに集まった世界の社会主義者と労働縮合幹部は第2インタナショナルを結成し、その結成集会(国際労働者集会) で、アメリカ総同盟の呼びかけに応じて、1890年5月1日をアメリカの労働者と連帯し、世界各国で一斉に集会やデモをすることを決め、アメリカ、ヨーロッパ、中東欧、オーストラリア、ラテンアメリカなど世界各地で数十万の労働者が集会とデモをくりひろげた。これ以降、毎年5月1日に世界各国でメーデーが開催されるようになった。
一九一七年のロシア革命でレーニンの指導によって8時間労働制が初めて国の法律として確立した。そして、1919年のILO第1回総会で、「1日8時間・週48時間」労働制を第1号条約に定め、国際的労働基準として確立するに至った。

みんなの声

◎4月から子供が大学生になり、お金が今まで以上にたくさんいります。春闘では賃上げを強く要求したいと思っています。
 (山本茂夫・日野町職労)
◎人事異動があり、課を変わりました。新しく覚えることがいっぱいで目がぐるぐるまわっています。みんなの足を引っ張らないよう
にがんばります。
  (溝井英真・安土町職)
◎この杉花粉!これは困ります!職場でもみんな悩まされています。みんないろんなマスクを試し、メガネの人はくもり防止マスクがお気に入りのようです…(略)。
 (山口光子・大津市労連)
◎別れと出会いの時期は、食べものと酒の量が増える時期‥悲しみ喜びの量に反比例しながら口に入るものはセーブします。
 (嶋林幸子・大津市労連)
◎以前はピアノが習いたいと言っていた娘が、体験教室が気に入らなかったらしく、今では、お兄ちゃんがしているサッカークラブに…。「なでしこジャパンを目指そうな!」とコーチに言われてご機嫌なのですが、親としては少し複雑です。
    (東浦光紀・県職)
◎新年度が間もなく始まります。「会うは別れの始めなり」とか、出会いと別れの時季です。淋しいことですが新しい出会いは又、楽しみでもあります。
(北村登喜子・大津市労連)