許すな!憲法9条改悪!改憲手続き法案NO!

一斉に駅頭宣伝

 滋賀自治労連は、春闘方針で「憲法改悪を許さない国民的運動を推進する」ことを07国民春闘の一つの柱に決定しました。
 民間組合に対する賃上げ回答を受けて3月15日は、官民あげてのストライキや職場集会などの全国統一行動が取り組まれ、夕方は自治労連が中心となり、改憲手続き法案に反対する主要駅頭での宣伝行動を行いました。
 宣伝行動には、自治労連各単組から延べ70人が参加し、高教組、全教や九条の会などからも参加がありました。マイク宣伝をするなかで、改憲手続法阻止のティッシュやビラ、公務労組連絡会=自治労連の春闘ビラを約5千枚配布しました。
 ビラの受け取りも良く、滋賀県職が担当した石山駅では帰宅途中の市民の方が飛び入り参加するうれしい反応もありました。(石山駅頭での県職員組合の宣伝には、ろうそくで「ピース9」が灯されました。)
 一方、3月15日は、改憲手続法の成立を前提とした公聴会日程を自民・公明与党が強行採決、暴挙の日となりました。
 しかし、たたかいはまだこれからです。今たたかわなければ、日本の明るい未来を築く礎を子孫に残すことはできません。憲法尊重擁護義務を負い、これを誓約した公務労働者として、職場から地域から、尊厳をかけてたたかいましょう。

改憲手続き法案阻止へ滋賀県連絡会を結成

 安倍内閣が今国会で成立をねらっている緊迫した情勢のなか、県労連、滋商連、新婦人の会、平和委員会などが集まり「改憲法案阻止滋賀県連絡会」を結成しました。集会の中で、玉木昌美弁護士が法案の問題点について講演しました。(3月5日・大津市内)

国民投票法案(改憲手続き法案)は、憲法9条を変えて「戦争する国」への入り口です。

・豊富な資金力を持つ改憲勢力がテレビCMなど広告を独占!
・5人に1人の賛成で憲法が変えられることも!
・国民が自由に意見表明する権利が規制される!
・憲法尊重と擁護義務を負う公務員の自由な意見表明を規制!

格差と貧困なくせと中央行動

まちがっているこんな「働き方=使い捨て」

 全労連と国民春闘共闘委員会が3月6日、東京・霞ヶ関周辺でとりくんだ「安心できる雇用と賃金を!3・6中央行動」は、終日にわたって全国から参加した8千人の官民労働者が、「なくせ!ワーキングプア」、「時給を千円以上に引き上げよ」、「同じ仕事は同じ賃金を」、「公共サービスを守れ」などの要求を掲げ集会やパレード、国会議員要請などを行ないました。滋賀自治労連からは青年部を中心に8人が参加しました。

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全県自治体キャラバンで 要請

 滋賀自治労連、滋賀公務共闘は県労連とともに、県内26市町の首長と議会への要請を2月19日から28日にかけておこないました。
 首長に対しては憲法・地方自治懇談の申し入れと、自治体から「格差と貧困」の原因となる低賃金・労働条件をつくりださないための「公契約条例」の検討と現行制度を生かした改善を要請しました。議会へは、労働法制の改悪でなく改善を求める請願採択と、公契約条例制定の陳情を行ないました。

 「公契約条例」制定の要請

 「公契約条例」制定の要請は、今回が初めての本格的なものとなりました。「公契約条例」は初めて聞いたとする自治体も多く、自治労連が作成した「公契約モデル条例案」をもとに、建設、委託、物品契約にあたっては民間業者労働者の賃金を設計単価の水準とすることや、自治体が直接雇用する非正規職員の時給を千円以上にアップすることを要請。ある議長は、公契約条例が、地場賃金の底上げをはかり元気な地域経済につながるとの説明に、「建設業の従事者が多く、生活維持の側面から公契約の意義は理解できる」と共感を示しました。

 労働法制改悪問題

 労働法制改悪では、今国会以後も財界が狙う残業代ゼロの「ホワイトカラーエグゼンプション」や、使用者の金銭支払いによる一方的かつ自由な解雇制度の導入、派遣労働制のいっそうの改悪問題で要請しました。
 ある議長は、「派遣労働などの問題性はわかる」と表明。別の議長は「そんな大変な労働法制改定はなぜ出てくるのか。」としました。別の所では、改悪に懸念を示した上で「労働法制、格差社会問題等、現状況を見るとなぜこのようになったのかと思う」などの話がありました。
 また、「地方自治では国に言いたいことがたくさんある」。「合併は決して甘くないことを前提にベストでなくベターな選択として住民説明している」などの意見も寄せられました。

 憲法問題

 憲法問題では、昨秋では憲法改正を必要とした首長からも「体験上、戦争は絶対したくない。自衛力、米同盟は必要だが、国外派兵はいけない」という見解が示されました。この問題で初めて懇談した首長からも、「護憲や変えたいという違いはあっても大変重要な問題なので、現在の国民不在の憲法論議はあってはならない」という意見が出されるなど、5月頃の時期に改めて懇談する約束の首長が広がっています。

みんなの声

◎ 今国会では、見送りになった「ホワイトカラー…法」、労働者を馬鹿にしている!と思うのは、私だけでしょうか?世の中はいろいろな能力やとり得(当然不得手)を持っている人の集まりです。国のいう能力(業績)の高い人のみ、生き残っていけるというような社会って……?です?(妻のつぶやき)
                   田中良平(県職)
◎ 少子化といいながら今年度周囲は出産ラッシュでした。おかげで職場の出入りも多く、何だか慌しい1年でした。今年はどんな年になるのかな〜?自分次第…。
                   津田 礼(大津市労連)
◎ 格差社会といわれて久しいが、高所得者の子ども=高学歴、低所得者の子ども=低学歴。これはあるアンケートから出された結果ですが教育の不平等はどうしたら是正できるのでしょうか?改悪された教育基本法↓異常な状況ですね。習熟度別の授業が進められている今の日本は世界の流れに逆行しています。
                   西川健(県職)
◎ いよいよ県議会議員、市議会議員選挙です。選挙の時だけ頑張る議員ではなく、日常、住民の願いをしっかり見聞きし、毎議会にその声を届け、政策を決定していく議員が誰なのかよ〜く考えて投票したいものです。厳しい財政事情の今、弱者を切り捨てない政治を望みます。
                   西原たき子(大津市労連)
◎ 我が家で風邪が蔓延しています。子どもの鼻がずるずるし始め、妻が熱を出し、子どもが熱を出し、一人が風邪を引いて病院へ行くと、順番にしばらく病院へ通うことになる。病院の先生には「今日はどなたですか?」と言われる。早くみんなが元気になりますように…。
                   勝山年宏(栗東市職)
◎ ひとりごと 体力をつけようと継続して運動することを心がけています。その分食べる量も増えているのが少し気になります。
                   井沢多郎(栗東市職)