憲法公布60年
06夏だ!8・9滋賀反核平和マラソン・ライダー
    みんなで走ろう ランナー・ライダー募集

 不戦を誓った日本国憲法が公布されて今年で60年。全国各地で「9条の会」が結成され、平和への願いが強まる一方、憲法9条改悪に向けての国民投票法案や教育基本法改悪、防衛庁長官の「敵基地攻撃能力」発言等、日本を戦争する国にしようとする動きが強まっています。
 唯一の被爆国の国民だからこそ、世界に向けて反核、平和の願いを発信していくことが大切なのではないでしょうか。平和のために今、何が必要か考え、私たちにできる方法で核兵器廃絶、戦争反対の思いを表現し広めるため、今年も8月9日、反核平和マラソン・反核ライダーに取り組みます。

私も走ります
 1995年に始まった滋賀反核・平和マラソンも今年で12年目。戦後50周年を記念して東京↓広島↓長崎の平和マラソンが行われました。滋賀県では新日本スポーツ連盟と自治労連が協力して今も続けられています。今年の課題はみんなが平和な生活を送るため「憲法九条を守る」運動の声を広げるのが大きな課題です。
                  西田重好(大津市労連)
 今年は、憲法が公布されて60年になります。反核ライダーを滋賀県で取り組んだ時は、ほんの数台でしたが毎年多くのライダーに参加いただいています。最近は大型バイクの参加が目立ちます。私のホンダCB1300ccもよく走ります。自分のできることで平和の尊さを訴え続けていきたいと思います。
                  冨田清和(県職湖北)

自治体共闘青年部が平和学習沖縄ツアー
戦闘機のタッチアンドゴー(離発着訓練)に遭遇

 7月8日〜10日、自治体共闘青年部では5単組26人、京都自治労連の仲間も加わり「平和学習沖縄ツアー」に出かけました。台風4号の影響で、初日は風、翌日は雨風、最終日は蒸し暑さに悩まされ、ティーダ(太陽)の少ない沖縄でした。
 現地では、ボランティアガイドの説明を受け、平和の礎<CODE NUM=00A5>轟壕では沖縄戦の悲惨な出来事を追体験し、嘉手納基地<CODE NUM=00A5>辺野古では米軍基地・沖縄の現状を体感することができました。また、バス移動中には戦闘機の離発着訓練(タッチアンドゴー)に遭遇するなど、戦争・基地を身近に捉え学習することができました。
 困難が人のつながりを強くさせ、思い出深いツアーになりました。打ち上げのクースー(泡盛の古酒)も格別の味でした。

賃下げの結論ありきの「比較方法見直し」は中止を

           = 人事院勧告にむけた署名を =

 自治労連が参加する公務労組連絡会は、今年の人事院勧告などにかかわって、公務員賃金は民間にも影響することから改善を要求し交渉に全力をあげています。
 特に、人事院が勧告の「見直し」と称して官民比較対象となる民間企業規模を、これまでの一〇〇人以上から五〇人以上に引き下げることを狙っている問題は、それが実行されるとより低い賃金相場が形成され賃下げが加速するとして、その中止を強く求めています。 いっそうの賃下げと地域間格差の拡大を許さないため、人事院にむけた要請署名の強化や中央行動への職場代表派遣などを成功させましょう。
 25日には人事院・財務省・総務省への要請など「夏期闘争勝利7・25第2次中央行動」が行われます。

調査終了・10月に命令交付「さきら」不当労働行為事件

 栗東文化芸術会館「さきら」の指定管理者制度移行による民営化問題で、栗東市文化体育振興事業団職員協議会(労働組合)が事業団及び「さきら」設置者である栗東市長が団体交渉に応じないのは、労働組合法7条の不当労働行為にあたるとして1月に滋賀県労働委員会に救済申立している事件の調査が7月10日に終了しました。これにより、審問が8月29日に行なわれ、10月はじめには結果の命令交付がだされる予定です。
 不当労働行為事件としての申立後、当初は「さきら」の指定管理者にJR子会社がなったことから、これまで「さきら」で働いてきた事業団職員は事実上の解雇となっていましたが、職員協議会のたたかいや文化団体などの運動の中で、職員の雇用と業務内容は事業団からJR子会社への出向という形で継続されています。
 こうした事態のもとで、この間の調査は5回にわたって行なわれ申立人側の職員協議会側は、栗東市長の使用者性や団体交渉の必要性などで5回の準備書面を提出、団体交渉の実施と不当労働行為に対する謝罪を求めています。一方、被申立人の栗東市側は弁護士を代理人として答弁書と3回の準備書面が出されていますが、その主張は、事業団職員の雇用主は事業団理事者であり、栗東市長は雇用主に当たらず不当労働行為は成立しないので却下を求めるという一点に絞られています。
 この結果、労働委員会は双方の主張から事件の争点を、<CODE NUM=3122>被申立人栗東市は、申立人組合が申し入れた雇用問題に関する団体交渉に、労組法7条の使用者として応じなければならないか。<CODE NUM=3123>申立人組合は、現在でも団体交渉を行なう利益を有するかの2点に整理、審問を経て検討がされます。
 この事件は、指定管理者制度や市場化テストなどの手法による民営化が強行されるもとで、事業団設置者の雇用責任を問うことになります

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栗東市職先制タイムリーで健闘 強豪・岸和田市職に1回戦敗退

 第17回自治労連近畿スポーツ大会が7月12〜13の両日、奈良県の橿原総合運動公園で開催されました。
 滋賀からは滋賀大会を勝ち抜いた栗東市職が出場し、初日に大阪の強豪・岸和田市職を相手に先制タイムリーを放つなど健闘しましたが、2対13で敗れました。
 初日の夕刻は近畿圏8チームと交流し、来年度に向けて決意を新たにしました。栗東市職のみなさんお疲れ様でした。優勝は舞鶴市職労、準優勝は西宮市職労でした。

第27回自治体に働く女性の
全国交流集会in松山 滋賀県から9人が参加

 夏目漱石の小説「坊ちゃん」が発表されてから百年になります。その舞台となった愛媛県松山市で6月17日(土)〜18日(日)、第27回自治体に働く女性の全国交流集会がありました。滋賀県からは9人が(県職・日野町職・安土町職)参加しました。記念講演では「教育基本法・憲法『改正』は何を意味するのか」と題して、大内裕和松山大学助教授の講演を聞きました。
 難しい内容にもかかわらず、長時間私たちを引きつける大内さんの力は凄い!とおもいました。教育基本法というと、学校でのこと、あんまり関係ないと思いがちですが、『改正』法案では、幼児教育、大学教育、生涯教育、家族や地域のあり方にまで記述が及んでいて、国民全体に「国を愛する心」を求めています。まず、このことを知って、広めて、大きな運動にして、「戦争できる国づくり」の動きを止めなければと、身が引き締まる思いでした。
 地元愛媛の宇和島水産高校の練習船がハワイにおいて、アメリカの潜水艦に激突され、沈没し、高校生を含む何人もの尊い命が奪われるという事故がありました。アメリカの責任を追及した活動の報告があり、高校生を亡くした母親の手記が読み上げられると、会場のみなさんの涙をさそいました。
 夜の夕食交流会では、畳の大広間に475人が大集合。替え歌や踊りで盛り上がり、熱気に飲み込まれそうになりながらも、滋賀県はしっとりと琵琶湖周航の唄を披露。勇気をだして、滋賀県初めての出演(写真)です。熱く燃える(ホントにみんな熱い)交流会を見てみたい〜と思われる方は、来年ぜひご一緒しましょう。全国の女性達たちが、また新しいパワーを充電した二日間でした。「正岡子規」生誕の地で、短歌を詠みました。
『初めての道後の旅もりんとする法改正の中身をしりて』
(県職・正木ますみ)

自治体共闘保育連絡会が定期総会

 自治体共闘保育連絡会定期総会が、6月24日(土)、草津市内で開催されました。
 総会では、中村隆一氏(びわこ学園)による認定子ども園問題など公立保育所をめぐる最近の情勢についての講演を聴きました。また、大津、草津、栗東から単組保育部会の活動報告をし、交流しました。
 自治体共闘会議保育連絡会の新三役は、会長・斎木真奈美(栗東)、副会長・古岡渚(大津)、事務局長・奥山由里子(草津)のみなさんです。

みんなの声

◎暑い夏到来!仕事のあとの一杯をグビ〜ッといきたいところですがもともと飲めない私は、ビールでなくて、プールウォーキングで発散しています。(金津晶子・大津市労連
◎もうすぐ夏休み。今年は子供たちに良い思い出を一杯つくってあげようと思っています。(河村正人・大津市労連
◎今月の「みんなの声」を読み、二人目がお生まれになる千田さん。不安なんていらないよ。我家も二人目が一月に生まれましたが、精神的苦痛は2分の1に。楽しさは2倍になりました。体力はいりますけどね…。がんばって下さい。(勝山年宏・栗東市職
◎夏休みの計画中です。今年は海に行こうと思っています。どこの海にしようか。家族で考えるのが楽しいです。(中山智之・県職
◎知事選たいへんご苦労さまでした。大津市では現業職場の人事削減を実行しようとしています。いま現業労働組合も本腰でたたかいを組織しなければならないときです。ぜひ、お力をおかしください。(三谷 誠・大津市労連
◎先月は奈良の大仏さんを見て、その大きさに驚きましたが、昨夜は知事選挙の開票結果にたまげました。新しい知事には財政再建団体にならないようかじ取りを期待します。(薄永 博・県職
◎初めて学習ツアーに参加しました。
 台風接近のニュースにドキドキしながらでしたが、観光地としての沖縄とは違った、悲しい過去に触れ、別の一面を知ることができ、良かったです。(谷 忠弘・栗東市職