これは大変 今年の人勧 でねらわれている「給与構造の見直し」公務員賃金制度の大改悪NO!官民共同のたたかいでストップを 政府の「給与構造見直し」は、公務員給与が地域別に民間企業(全国展開の企業を除く)の平均賃金と比較すると、上回る地域が多いため、公務員給与全体の水準を5%程度引き下げるとしています。 @一律5%の大幅賃下げをねらい、一方で地域間の格差を拡大する勤務実績にもとづく昇給制度の導入をはかるとして、現行号俸を4分割するとしています。号俸間の間差は約2千円から千円程度で、級の号俸は1号から100号前後まで広がります。その上で、職員層ごとに昇級号俸数別の分布割合を設定するとしていますが、これが行われると、勤務評価によって職員が、事前に決められた割合でA・B・C・Dに振り分けられ、昇級号俸に差が生じることになります。例として、Cは標準の4号俸(現在の1号俸に相当)昇給で、AやBは6号俸から8号俸昇給、逆にDは2号俸から0号俸になります。さらに、一時金でもこうした昇給制度を導入し、逆に枠外昇給制度などは廃止、昇給期も年1回(たとえば4月)に統一する方向です。 A給料表は10級制にし、フラット化で差別を拡大する政府は、今年の人事院勧告で、国家公務員の基本給を全国一律で5%程度引き下げる方向で、公務員制度の大改悪に連動する公務員の「給与構造の見直し」をすすめています。すべての職場でこの問題での学習を行い、官民共同のたたかいで改悪を許さない世論を高め、人事院勧告に向けてストップをかける運動が求められています。 B勤務評価で賃金を「査定」する 現在の国公ベースの11級制は、1級と2級、4級と5級を統合し、新たに12級(重要課長)を新設し、増減で10級制にすることが検討されています。 公務員制度の大改悪に連動今回の「給与構造の見直し」は、一律5%の賃下げで賃金抑制をはかり、政府の念願であった「勤務評価による昇給決定」の仕組みを導入しようとするものです。これは、公務員の労働基本権が剥奪されたもとでは、自由に物が言えない職場環境と「ヒラメ型職員」づくりを進め、憲法に定められた『全体の奉仕者』としての民主的な公務員制度を根底から崩そうとするものです。 ----- 2面 ---------------- 3・17全国統一行動 早朝時間外集会などで決起05国民春闘の全国統一行動が、3月17日、賃金底上げや「給与構造の見直し」反対などをかかげ官民共同でストを含めた戦術でたたかわれました。滋賀自治労連では、日野町職労、安土町職が早朝時間外集会で決起し、他の単組でも宣伝行動などに取り組みました。 3・20国際平和共同行動で集会とデモ「3・20国際平和共同行動・ピースアクションin滋賀」が大津市内で開かれ、滋賀県労連、滋賀・九条の会、宗教界や一般市民など300人が参加。集会とデモ行進では、「捨てるな平和憲法」「子どもたちに愛と平和と憲法を!」など手書きのゼッケンやプラカードが多く、兵士姿に仮装した参加者もいて、「軍隊が我が物顔で街を歩くようになったらたいへん」とアピールしていました。 持ち寄ろう!みんなの願い 実現しよう!みんなの要求 4・23県民大集会
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