02春闘後半へダッシュ!

 「雇用、暮らし、いのち(医療改悪反対)」を守ることが切実な国民要求になっています。滋賀自治労連は、春闘方針確立の第26回臨時大会を2月15日、近江八幡市内で開催、押しつけ合併と自治体リストラに反対し、県民の雇用・暮らし・いのちを守る防波堤としての自治体づくりをかかげました。
 この間、県民要求実現「春の総行動」実行委員会による対県交渉と昼デモを24団体・延べ260人の参加で成功させるとともに、続いて、県労連・県春闘共闘会議による知事選と02春闘勝利めざして、3月9日彦根集会、同16日大津集会を取り組んできました。今後、4月12日には全国一斉の医療改悪反対(3割負担・高齢者負担増)を中心とする総行動を取り組むことにしています。
 また、滋賀自治労連は、春闘後半から今年にかけての大きな運動として、雇用と暮らしを守る住民との共同運動をめざして、毎月21日をハローワーク前での「働くルール」の確立を求める署名行動日に設定しています。

「リストラ」に負けてたまるか、ハローワーク前で「働くルール」確立の署名行動

 ハローワーク前の第1回宣伝行動を3月22日午前8時半から「大津ハローワーク」前で行い、県職や大津市労連、県本部などから7名が参加しました。ハローワーク前は来所する人が途切れることなく、駐車場に入りきれない車で路上もあふれかえり、しばしば交通渋滞となるほどです。
 行動では、「求職者の要求を集めています」の見出しの要求アンケートを、返信封筒をつけて配布するとともに、「働くルール」署名をマイクで呼びかけました。署名は、普段の駅頭などと違い呼びかけに対しすぐ反応されるのが特徴で、短時間に17筆が集まりました。署名に応じてくれた方からは、「今年の1月に大津市内のラーメン店をリストラされ、退職金も払って貰えなかった」、「世帯主だが失業中でみんな心配している」、「昔のように組合の力が強かったら・・・」と言った話などが聞かれました。
 滋賀自治労連ではこれからも毎月21日を基準日として県下各地のハローワーク前宣伝を行っていきます。 なお、次回は4月22日(月)に草津ハローワーク前の予定です。

「働くルール」確立を求める要求項目
1. パート労働者などの時間給引き上げ・均 等待遇の実現、現行の最低賃金を改善す ること
2. 企業による一方的な解雇を規制する法律 をつくること
3. サービス残業をなくし、時間外労働の上 限設定で労働時間を短縮すること

押しつけ合併反対を明確にした住民組織の立ち上げを急ぐ事を確認した市町村合併問題交流集会(3月9日草津市内)
合併は究極のリストラ、合併反対ネットをどんどんつくろう

 市町村合併問題交流集会が、滋賀自治労連と滋賀自治体問題研究所の呼びかけで、3月9日草津市内で開かれ県下各地より29人が参加しました。
 辻義則委員長は、基調報告で合併は「究極の自治体リストラ」として、その本質が明らかになりつつあると各地域の実例を告発しつつ、小さくても元気な自治体の紹介をもとに、合併に反対する運動を急いで強めることを強調しました。
 意見交流では、住民投票実施が決まった米原町と、安土・五個荘・能登川の地域のたたかいや、福島県・矢祭町を視察した竜王町の議会の動きなどが報告されました。
 今後の運動では、市町村ごとの、押しつけ合併反対を明確にした住民組織の立ち上げを急ぐ事を確認し、一定の段階で、交流・情報交換を目的とする合併に反対する住民組織の滋賀県ネットワークを確立することも確認されました。

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みんなの声

◎第3子が2歳4カ月になった今、育児休業の拡充で3歳になるまで認められるとのうれしい(?)知らせ。これからは、3年間のお休みが保障されますが、3年後、浦島太郎かいらん子にならないようにするにはどうしたらいいでしょうと自問自答(大田雅美・栗東市職)
◎滋賀県は500億円もの財源不足の中で、相も変わらず貯金の取り崩しと借金で何とかつじつま合わせ。こんな事を続けていて本当によいのでしょうか。細い大黒柱一本の我が家は、住宅ローンを抱えもうこれ以上借金もできず、収入に見合った支出を心がけています。(松本孝春・滋賀県職)
◎過日『あかね色の空をみたよ』の映画を見ました。不登校の子どもの心理、家族の葛藤、友人や先生の支えなど実話をもとにしたもので、大変感動しました。皆さんも是非、一度みてください。(椙本まどか・滋賀県職)
◎昨年の秋に姉が失業しました。今だに再就職先が見つからず不景気がひたひたと迫ってくるのがわかります。小泉内閣はもう信用できません。一日も早い景気の回復を願うばかりです。(西村佐知子・日野町職労)
◎保育園の2月は発表会シーズンです!保育も準備も大変だけど、子どもたちのかわいい姿や、一人ひとりが持てる力を精一杯発揮する姿に感動しています。(斉木真奈美・栗東市職)
◎現在、失業中の人達を対象にした3ヶ月間の講習会を本校の施設を利用して実施しています。この人達の再就職は保証されておりません。一人でも多くの人が再就職してもらいたいです。(八軒良次・滋賀県職)

自治労を脱退
彦根犬上広域行政組合職員労働組合が自治労連に加盟
本物の組合を選択

 彦根犬上広域行政組合(管理者・中島一彦根市長)に働く同職員労働組合(澤村光委員長)が、3月12日の臨時大会で自治労脱退と自治労連加盟を決めました。職員労働組合は、広域組合管轄の斎場に働く労働者3人で構成され、昨年5月に結成されたばかりですが、自治労加盟では交渉が進まず、一連の自治労腐敗事件などもあり、自治労連に相談が持ち込まれ加盟に至りました。

36協定など労働条件改善へ

 自治労連加盟後、翌日の13日に要求書提出、14日は滋賀自治労連役員が出席して団体交渉を実施しました。この中で、職員労働組合が労働組合法と労働基準法にもとづく組織であり、これまで慣例だけで行われてきた休日・時間外労働は36協定が必要であり協定締結を確認。また、諸手当改善についても回答がありました。
 同職員労働組合は、引き続き、安心して働き住民サービスの業務が果たせる職場環境めざし運動をしていくことにしています。

保育フェスタで交流と運動遊び講習

 自治体共闘保育連絡会主催の保育フェスタが、3月2日草津市内で開催され30園から47人が参加して交流を深めました。
 最初に、単組ミニアピールがあり、草津が替え歌、栗東が漫才、大津が手作り楽器演奏で、それぞれ規制緩和、正規職員減の動きのもとでのきびしい職場状況が笑いも入れて報告されました。また、自治労単組の保育園からも参加があり、合併にともなう公設民営化などの動きが紹介されました。運動あそび講習は、昨年に続き深尾桂三先生(運動・音楽リズム教育研究所)より、体を使ったあそびの講義と実技を受けました。

みんなの自治労連共済キャンペーン
臨時大会会場で公開抽選会

 臨時大会(2月15日)が開催された会場で、今回はじめて自治労連共済推進事業として、デジカメや商品券など36本があたる加入者への還元抽選会が行われ好評でした。
 当選者は次の方達です。
特賞(MDコンポ) 黒崎美津子(県職)
1等(2万円商品券)
 澤井利満・藤杉友子(大津)、池内潔(日野)、山岡信次(県職)、杉谷容代(安土)
2等(1万円商品券)
 溝井英貴・可須永弘美(安土)、大田福子・野本千明(大津)、古道清・井上弓子・柏木幸世(日野)、村田友枝子・大澤宏史(県職)、宮出宗吉(栗東)
3等(5千円商品券)
 池田友子・内海成城・内田茂(大津)、増田民子<CODE NUM=00A5>夏原英男・谷口かおる・柴田和英・滝井恭子・中井道夫(日野)、吉川恵子・北川純二・鎌田登美子・奥田万喜・市川明子・山中成元・山田千尋(県職)、内田昭教・杉谷良彦・林秀一・岡田佳子(安土)