戦争と暴力による報復でなく法にもとづく厳正な対処を求める

 アメリカで9月11日に発生した同時多発テロは、数千人の市民の生命を奪うという蛮行であり、絶対に許されない重大な犯罪行為です。そして、史上例を見ないこの蛮行は、世界を震撼させ新たな国際紛争の拡大を危惧させるものとなっています。
 いま重要なことは、国連を中心にかかるテロ犯罪の真相を徹底的に究明し、世界があらゆる努力をつくして憎むべきテロ犯罪の根絶をめざして力をあわせるべきです。同時に、テロに対する軍事的な報復作戦は、罪のない新たな死者と憎しみをつくりだすものであり、冷静に法と理性にもとづく対処こそが最も求められています。
 小泉政権は、アメリカの報復作戦支援のみを日本の唯一の支援策として、自衛隊の出動、事実上の戦争参加を推し進めようとしていますが、これはいっさいの交戦権を否定した憲法違反であるだけでなく、武力行使の悪循環により国際紛争を拡大させるだけのものです。
 日本が参戦することにより、さらに報復の対象となり、テロがひき起こされる危険も生まれます。また、ガイドライン法による米軍の後方支援の一端として、自治体病院への協力が求められてきます。こうした動きに対して、「人々の生命と健康を守る立場にある私たち看護婦は、戦争で傷ついた兵士を見るよりも戦争のない平和な世界をつくることを何よりも願わざるをえません」(県立成人病センター・看護婦)などの声がだされています。
 戦争がはじまれば必ず死者が出て、暮らしとまちが破壊されます。いま、世界各国で軍事攻撃より法にもとづく裁きを求める動きがでてきています。私たちの自治体職場からもそうした世論を高めていきましょう。

リストラを許すな「働くルール」署名を

 小泉流「構造改革」反対、NTT10万人リストラを許すなーの宣伝行動が、9月17日に大津駅や彦根駅などでおこなわれました。NTTのリストラ計画は、50歳以上の労働者を退職させ、新子会社に賃金2〜3割カットし再就職させるというものです。NTT滋賀支社に勤務する山内善男(通信労組執行委員)さんは、「子会社への転籍を断って会社に残っても、これからのあなたの仕事はないと言われる。全国のどこに行ってもらうかわからないなどとする事実上の首切り通告がされている」として、リストラ反対の先頭にたっています。
 IBM野洲工場でも大リストラが進められていますが、一方でリストラとたたかう全労連・同工場JMIU分会への組合加入が増えています。同工場では「会社分割法」や「労働契約承継法」により、50歳前で、同じ仕事をしながら別会社への転籍が強行されおり、これまで会社のために歩んできた労働者の中からも、人間らしく働くルールを確立させたいという怒りの声が高まっています。
 いま、民間労働者にかけられている攻撃は、次は私たち自治体労働者に対する攻撃へ直結するものです。 滋賀自治労連は、こうした悪循環を断ち切るためにも全労連が国民運動として提起した「働くルール」を求める署名運動(1組合員10筆)の推進に全力をあげます。

みんなの声

◎「千と千尋の神隠し」を観にいきました。おもしろくて、あっという間の2時間でした。
(夏原千鶴・日野町職労)
◎初めて応募します。(組合員暦は22年なんですが…)最近、子どもたちが巻き込まれる事件や事故が多すぎ心が痛みます。守る立場にあるべき大人が加害者になっています。弱い立場にある者への思いやりを忘れた社会の行き着く先はとても恐いものだと思います。
(神丸博子・滋賀県職)
◎先日、日本母親大会に参加しました。若い人から年配の方まで(講師の方は79歳だとか……とてもそうは思えない)熱い思いが伝わってきて、子供達に食べさせる手間をかけた食の大切さを痛感しました。
(北村登喜子・大津市労連)
◎日本母親大会に家族全員で参加しました。(私・夫・子ども3名)以前は、子どもを保育してもらっていたのに全員、私より背も高くなり、ヤングサイトの分科会では何を発言したのやら……。
(本田恵子・大津市労連)
◎10月21日に市制記念第44回栗東ハーフマラソンが開催されます。みなさんの参加をおまちしてまーす。
(太田和宏・栗東町職)
◎この夏、中国雲南省に行って来ました。食べ物がえらいうまかったのと、秘境のはずのところがえらい観光化されていたことにびっくりしました。
(木村功・滋賀県職)
◎バス通勤をしています。最近の高校生は殆んど携帯電話を持っています。器用に親指を動かしています。又、女の子はアイラインを入れ、つけまつ毛をつけ、きれいに化粧をしています。爪もきれいです。これでいいのでしょうか。勉強はしているのでしょうか。この先、日本の国は大丈夫なのかと思ってしまいます。私は古い考えなのでしょうか。でも、ついそんな思いがします
(大西京子・大津市労連)100