合併で「さぬき市」視察

                          報告・県本部 今村伸治

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 自治労連の主催で、1月11日に昨年4月に5町が合併して誕生した、香川県さぬき市(人口56,792人・面積158kF・職員数約580人・市長は旧志度町長)の視察調査があり、長尾支所(旧長尾町役場で旧人口13,645人)を訪問しました。
 同市の庁舎は、新築間もなかった旧志度町(旧人口21,959人)役場に置かれましたが、瀬戸内に面する市のはずれにあります。
 支所の機構と職員数は、一部分庁方式で長尾支所には、福祉事務所と社協事務局があり、各支所共通組織として、総務課と市民課が置かれています。旧長尾町時代と比較すると支所には、約半数の職員が残っており、通常の窓口サービスはほとんどが従来どおりとのことですが、その職員配置の結果、本庁職員の業務は人員が少なく増大しており、今後の見通しを考えると支所職員数は減らざるを得ないとのことでした。
 また、合併の5町協定書では、旧町の財産・債務、事業計画を持ち寄り、特に財産は、旧地域に限定して使うことになっているものの旧町の中には15年度予算編成で早くも破綻しているところもあり、市役所のある旧志度町に重点が置かれる傾向もあるとのことでした。・・・(続く)